2024/08/14
注文住宅を検討していて、愛車を大切に保管したいけど、住まいのデザイン性も妥協したくない。
そんな方におすすめなのがインナーガレージです。
インナーガレージは、愛車を安全に保管できるだけでなく、リビングや玄関と一体化したおしゃれな空間を創出することも可能です。
しかし、メリットばかりではありません。
この記事では、注文住宅におけるインナーガレージのメリットとデメリットを解説します。
注文住宅にインナーガレージは必要?メリットをチェック
インナーガレージは、愛車を雨風や紫外線から守り、安全に保管できるだけでなく、生活空間を豊かにする多くのメリットがあります。
愛車の安全を守る
インナーガレージは、シャッターで外部と遮断できるため、盗難やいたずら、飛来物などから愛車を守れます。
屋外駐車場に比べて、愛車の安全性を大幅に向上させられるでしょう。
車の乗り降りが楽になる
インナーガレージは、家の中から直接車に乗り降りできるため、雨の日でも濡れずに済みます。
また、重い荷物を持っての移動も楽になり、小さなお子さんや高齢者のいる家庭でも安心です。
狭小地でも車庫を確保しやすい
インナーガレージは、一定の条件を満たすことで容積率が緩和されるため、狭小地でも車庫を確保しやすくなります。
都市部など、土地が限られている場所では、特に大きなメリットと言えるでしょう。
デザイン性が高まる
インナーガレージは、リビングや玄関と一体化させることで、住まいのデザイン性を高められます。
シャッターの色や素材、ガレージの照明などを工夫することで、個性的な空間を演出することも可能です。
インナーガレージのデメリットも知っておこう
インナーガレージには、魅力的なメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
1階に居住スペースが作れない
インナーガレージは1階部分を占めるため、その分、1階に居住スペースを確保することが難しくなります。
2階建て住宅の場合、リビングや寝室などの主要な部屋が2階に集中することになり、生活動線に影響が出る可能性があります。
階段の昇降が大変になる
1階に居住スペースがない場合は、2階や3階に階段で移動する必要があります。
高齢になった場合、階段の昇降が大変になる可能性があるため、事前に検討が必要です。
構造上の制約がある
インナーガレージの大きさや間口の広さによっては、構造上の制約が生じる場合があります。
特に、間口を広くしたい場合は、構造補強が必要になる可能性があり、建築費用が高くなる可能性もあります。
排気ガスや騒音対策が必要
インナーガレージは、家の中に車があるため、排気ガスやエンジン音が気になる場合があります。
換気設備や遮音対策など、適切な対策を講じることが重要です。
維持管理費用がかかる
インナーガレージは、通常の車庫よりも維持管理費用がかかります。
シャッターのメンテナンスや床の清掃など、定期的なメンテナンスが必要です。
まとめ
インナーガレージは、愛車の安全性を高め、生活空間を豊かにする魅力的な選択肢です。
しかし、1階に居住スペースが作れない、階段の昇降が大変になるなど、デメリットも存在します。
注文住宅のインナーガレージを検討する際には、メリットとデメリットを比較検討し、自分たちのライフスタイルや将来的なことを考慮して、慎重に判断することが重要です。