2024/02/21
家を建てるときには、できるだけ沢山の選択肢からご自分に合った家を建てたいですよね。
しかし、どのような種類の家があるのか、詳しくはわからない方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、新しい住宅の選択肢の1つであるZEHについて説明します。
□ZEHとは何のことを指す?どのような住宅?
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の頭文字を取った呼び名のことです。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスは、年間を通した一次エネルギーの消費量が収支ゼロとなることを目指した住宅のことを指します。
簡単に言うと、消費するエネルギーと生産するエネルギーがイコールあるいは生産したエネルギーの方が多くなることを目指しています。
一次エネルギーは、自然からもたらされる化石燃料や太陽光などのエネルギーのことです。
私たちは普段、この一次エネルギーを加工した電気や都市ガスの二次エネルギーを使って生活しています。
建物全体のエネルギー消費量を計算するには、一次エネルギー消費量に換算してエネルギー消費を計算する必要があります。
そのため、ZEHは一次エネルギーの消費量に関しての目標を定めているのです。
ZEHでは、2つのポイントにより、一次エネルギー消費量の収支を調節してゼロにするよう工夫されています。
1つは、室内環境の質を落とさずに大幅な省エネルギーを実現することです。
屋根や天井といった外皮の断熱性を向上させ、導入する設備システムを高効率にすることで、エネルギーを効率良く使っています。
もう1つは、再生可能エネルギーの導入です。
太陽光発電を始めとした、環境に与える影響の少ない再生可能エネルギーを使用しています。
□ZEHの光熱費はどうなる?
一次エネルギー消費量が収支ゼロを目指すのであれば、光熱費もゼロになるのではと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、エネルギーがゼロ以下になることはあっても、光熱費がゼロになるわけではありません。
なぜなら、ZEHの目標としているエネルギー消費量には家電のエネルギー消費量が含まれていないからです。
光熱費は、契約しているガスや電力会社、料金プランによって異なります。
そのため、ZEHであるから光熱費がゼロになるわけではないのです。
ただし、ZEHでは、光熱費を抑えやすくなり、光熱費の収支が黒字になる場合もあります。
□まとめ
ZEHは、消費エネルギーの大幅な削減と再生可能エネルギーの導入により、一次エネルギー消費量収支ゼロ以下を目標にした住宅です。
光熱費がゼロ以下になるわけではないことに注意しましょう。
当社ではZEHビルダーとして、快適な暮らしのできる家づくりのサポートを行っております。
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