2024/01/26
ZEH住宅というものをご存知ですか。
ZEH住宅は近年注目されており、私たちの住環境を豊かにしてくれるものです。
この記事では、ZEH住宅の初期費用からランニングコスト、そしてそれに隠されたメリットまで解説します。
ZEH住宅の初期費用
ZEH住宅への移行は、一見すると大きな初期投資が必要に見えますが、実際はどうでしょうか。
初期費用の内訳
新築時のZEH住宅への投資はおよそ200~300万円とされます。
これには、家の高気密高断熱化、太陽光パネルの設置、省エネ設備の導入などが含まれます。
しかし、この費用は一概に高いと言えるものではなく、実は国からの補助金や税制優遇措置を利用すれば、相当な部分がカバー可能です。
補助金と税制優遇
ZEH基本補助金で最大55万円、さらにZEH+(ゼッチプラス)で最大100万円の補助が受けられます。
加えて、「住宅ローン減税」の利用で、借入限度額が拡大し、ローン金利が引き下げられるなど、経済的負担を大幅に軽減できます。
ZEH導入後のランニングコスト
ZEH住宅の最大の魅力は、何と言ってもそのランニングコストの低さです。
ここでは、その詳細を見ていきましょう。
光熱費の削減
理論上、ZEH住宅は光熱費がゼロになることを目指しています。
例えば、4人家族の標準的な住宅で月平均20,000円かかる光熱費は、ZEH住宅ではほぼゼロに。
10年間で見れば、約240万円の削減効果があり、初期投資を早期に回収できる計算です。
初期投資の回収を見込んでの導入であれば、この光熱費の節約は大きな利点となります。
売電収益による追加収入
太陽光パネルを導入したZEH住宅では、自家消費しきれない電力を電力会社に売れるため、光熱費の削減に加えて、売電収益が期待できます。
メンテナンスコストとその他のメリット
太陽光パネルやHEMSなどの設備には定期的なメンテナンスが必要ですが、これは10年に一度程度を見込めば十分です。
また、非経済的なメリットとして、断熱性、気密性の向上による快適な生活環境、災害時のリスク回避なども重要なポイントです。
まとめ
ZEH住宅は、初期投資のイメージが強いものの、国の補助金や税制優遇を活用すれば、その負担は大幅に軽減されます。
また、ランニングコストの削減効果は大きく、経済的なメリットと快適な住環境を実現できます。
この記事を参考に、ZEH住宅にすることも検討してみてくださいね。