2024/07/10
ZEH住宅の購入を考えている方は、気になる点として「維持費用」を挙げているのではないでしょうか。
確かに、ZEH住宅には省エネ・創エネを実現するためのさまざまな設備が搭載されており、それらのメンテナンス費用は購入検討の際に気になるポイントの一つとなります。
本記事では、ZEH住宅の維持費用について、具体的な費用例や頻度、注意点などを解説し、将来にわたって安心して住み続けられるよう、後悔のない選択をサポートします。
□ZEH住宅のメンテナンス費用はどのくらいかかる?
ZEH住宅の維持費用は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
1:設備の定期点検・メンテナンス費用
ZEH住宅には、太陽光発電システム、蓄電池、高効率給湯器など、さまざまな省エネ・創エネ設備が搭載されています。
これらの設備は、定期的な点検やメンテナンスが必要となります。
費用は1回あたり約5万円〜約10万円ほどかかります。
2:消耗品の交換費用
フィルターやバッテリーなど、消耗品は定期的に交換が必要です。
例えば、空気清浄機や換気システムのフィルターは、1〜2年に一度交換が必要です。
費用はフィルターの種類やメーカーによって異なりますが、1枚あたり数百円〜数千円程度です。
蓄電池のバッテリーは、5~10年程度で交換が必要となります。
費用は容量やメーカーによって大きく異なりますが、数十万円〜数百万円かかる場合もあります。
3:不具合発生時の修理費用
設備の老朽化や不適切な使用などにより、不具合が発生する場合があります。
修理費用は、不具合の内容や修理範囲によって大きく異なります。
例えば、太陽光パネルの破損や故障は、修理費用が数十万円~数百万円かかる場合もあります。
□ZEH住宅の維持費用:長期的な視点で考えてみよう
ZEH住宅の維持費用は、初期費用だけでなく、長期的な視点で考えておく必要があります。
1:長期的な費用シミュレーション
ZEH住宅の維持費用は、設備の種類やメーカー、使用頻度などによって異なります。
将来の費用を把握するために、長期的な費用シミュレーションを行うことが重要です。
シミュレーションでは、以下の項目を考慮する必要があります。
・設備の寿命
・点検・メンテナンス費用
・消耗品交換費用
・修理費用
・電気料金
・ガス料金
これらの項目を考慮することで、ZEH住宅の維持費用をより正確に把握できます。
2:将来の費用に備える対策
ZEH住宅の維持費用は、決して安くはありません。
将来の費用に備えるためには、以下の対策を検討しましょう。
・修繕積立金の積み立て
毎月1〜3万円程度を将来の修繕費として積み立てておくことで、突然の費用発生に備えられます。
・住宅ローンにメンテナンス費用を含める
住宅ローンの返済期間中に、メンテナンス費用を積み立てられるプランもあります。
・住宅性能保証制度の活用
住宅性能保証制度は、住宅の構造や設備の欠陥に対して、一定期間保証してくれる制度です。
・定期的な点検・メンテナンス
定期的な点検・メンテナンスを行うことで、不具合を早期に発見し、修理費用を抑えられます
□まとめ
ZEH住宅の維持費用は、初期費用だけでなく、長期的な視点で考える必要があります。
設備の点検・メンテナンス、消耗品交換、不具合発生時の修理など、さまざまな費用が発生します。
将来にわたって安心して住み続けられるよう、長期的な費用シミュレーションを行い、適切な対策を検討することが重要です。
後悔のないZEH住宅選びのために、この記事が参考になれば幸いです。
当社は、夏でも冬でも、家中家族と快適に暮らせる空間をご提供します。
ZEH住宅に興味のある方はぜひ当社までご相談ください。