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zeh地域区分とZEH住宅の関係とは?地域別の基準値も紹介!

ZEH住宅への関心が高まっている一方で、地域ごとの基準や具体的な内容、メリットが理解できていない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、将来のマイホーム購入を検討している、環境問題や省エネに興味があり、ZEH住宅について詳しく知りたいと考えている方のために、ZEH住宅の基礎知識、特に「zeh地域区分」とZEH住宅の関係、メリットを分かりやすく解説します。

□zeh地域区分について

zeh地域区分とは、地域ごとの気候やエネルギー消費量を考慮して、8つの地域に区分された基準のことです。
地域区分によって省エネ基準が異なり、北海道に近いほどエネルギー消費量が大きくなる仕組みとなっています。

1:8段階に分けられた地域区分

zeh地域区分は、北海道から沖縄県まで8つの段階に分けられています。

具体的には、以下のとおりです。

・1・2地域:北海道
・3地域:青森県、岩手県、秋田県
・4地域:宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県
・5・6地域:茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県
・7地域:宮崎県、鹿児島県
・8地域:沖縄県

2:地域区分と省エネ基準の関係

一般的に、夏よりも冬の方が冷暖房エネルギーが必要になるため、北海道に近い地域ほどエネルギー消費量が大きくなります。
そのため、zeh地域区分によって省エネ基準が厳しくなり、高断熱化や高性能な窓ガラスの採用などが求められます。

3:地域区分による省エネ基準の例

例えば、断熱性能を表すUA値は、地域区分によって以下のように異なります。

・1地域:0.4以下
・2地域:0.5以下
・3地域:0.6以下

このように、zeh地域区分は、地域ごとの気候条件を考慮して、適切な省エネ基準を設定するために重要な要素となります。

□ZEH住宅とzeh地域区分

ZEH住宅とは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。

1:ZEH住宅の判断基準

ZEH住宅は、以下の4つの基準を満たす必要があります。

・建物本体の性能:断熱性、日射遮蔽・取得、気密性、結露防止など
・エネルギー消費量削減:基準のエネルギー消費量から20%以上の削減
・再生可能エネルギー導入:太陽光発電などの導入
・エネルギー収支:再生可能エネルギーと差し引きして、基準一次エネルギー消費量から100%以上の削減

2:ZEH住宅とzeh地域区分の関係

zeh地域区分は、ZEH住宅の基準値を決定する上で重要な要素となります。
zeh地域区分によって、ZEH住宅の断熱性能や太陽光発電システムの出力などの基準値が異なります。

3:ZEH住宅のメリット

・省エネ効果による光熱費削減
断熱性能や省エネ設備の導入によって、冷暖房費などを大幅に削減できます。

・環境負荷の低減
CO2排出量を削減し、地球環境保護に貢献できます。

・住宅ローン負担の軽減
光熱費の削減によって、住宅ローンの返済負担を軽減できます。

・資産価値の向上
ZEH住宅は、省エネ性能が高く、将来的な資産価値が向上する可能性があります。

□まとめ

この記事では、zeh地域区分とZEH住宅の関係について解説しました。
zeh地域区分は、地域ごとの気候やエネルギー消費量を考慮して設定された基準であり、ZEH住宅の基準値を決定する上で重要な要素となります。
地域別の基準値を理解し、ZEH住宅のメリットを考慮することで、理想の住まいを実現するための具体的なイメージと行動指針を掴めるでしょう。

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