縦格子の外観とスリット窓で魅せる、光と木のぬくもり空間の家

Information施工概要

冬の夕暮れ、雪の白を背景に、縦格子の奥からあたたかな間接照明がふわりと浮かび上がる。
ドアを開けると、やさしい木目のフローリングと、まっすぐに伸びる光のラインが家族を迎え入れる。
「ただいま」と言うたびに、心までほぐれていくような、穏やかな時間が流れる住まいです。

暮らしを彩るデザインのポイント

  • 縦格子×グレーサイディングの上質なファサード
    深みのあるグレーの外壁に、木製の縦格子が印象的に映える外観。夕方になると玄関ポーチの間接照明が格子越しににじみ、まるでホテルライクなエントランスのように家族を迎え入れます。雪景色の日には、その光がいっそう温度を帯びて見え、帰宅の瞬間が小さなご褒美に変わります。
  • スリット窓がつくる、視線を気にせずくつろげるリビング
    道路側には細長いスリット窓をレイアウトし、外からの視線を自然にかわしながら、柔らかな採光を取り込みます。ソファに腰かけてコーヒーを飲むと、窓の外の空模様だけが静かに切り取られ、慌ただしい日常から少し距離を置いたような、穏やかなリビング時間が生まれます。
  • 無垢風フローリングと木目建具の統一感あるインテリア
    LDKから各個室まで続く無垢風フローリングと、落ち着いた木目のクローゼット扉。素材感をそろえることで、どの部屋もナチュラルで上品なトーンにまとまり、家具を最小限にしても空間そのものがインテリアとして成立します。子どもが走り回る休日の朝も、木の表情がやさしく受け止めてくれます。
  • 回遊しやすいオープンキッチンとワイドカウンター
    3口ガスコンロを備えたオープンキッチンは、背面にカップボードとワークカウンターを一直線に配置したスタイリッシュなレイアウト。朝は家族分のマグカップが並び、夜はワインとおつまみを並べて簡単ホームバーに。細長い空間をすっきり使えるので、配膳や片付けの動きも自然とスマートになります。
  • たっぷりのクローゼットで、床にモノを置かない暮らし
    各ベッドルームにはワイドクローゼットやウォークインクローゼットを計画。季節の衣類や布団はもちろん、趣味の道具まで余裕をもって収められます。扉を閉めれば見えるのは美しい木目だけ。床に出しっぱなしの荷物に目を取られず、広々とした空間をそのまま味わえます。
  • 玄関ホールのゆとりと、すっきり見えるシューズボックス
    玄関には大きめのフロアタイルと落ち着いた木目のシューズボックスをコーディネート。ベビーカーやアウトドア用品を置いても余裕が生まれ、来客時にも視界が整って見えます。雪の日に濡れたコートを脱ぎ、ブーツを脱いで一息つく、その一連の動きが心地よい所作に変わる玄関です。

プロとしてのこだわり

この住まいでは、まず「外観で暮らしの世界観を語る」ことをテーマにしました。
雪の多いエリアだからこそ、冬の夕方に家そのものが灯りのように感じられるよう、縦格子の奥に間接照明を仕込み、ポーチまわりに陰影をつくっています。通りからはやわらかく、玄関ドアの前ではしっかりと明るさを感じられるバランスです。

室内は、南側の大きな窓とスリット窓の組み合わせで、光の入り方をコントロールしています。ただ明るいだけではなく、日中は壁にやさしいグラデーションを描くよう、窓の高さとサイズを丁寧に揃えました。
フローリングと建具の色味も、あえて少しトーンの異なる木目をミックスし、単調にならない奥行き感を意識しています。家具を入れても負けず、時間とともに味わいを増していくインテリアです。

キッチン周りは、家事導線とディスプレイ性の両立がテーマ。通路幅をしっかりとりながら、背面カウンターと吊り戸のラインをそろえ、視覚的なノイズを抑えています。毎日の料理シーンが、何気ないのに絵になる――そんなキッチンを目指しました。

この家のような暮らしを叶えるために

仕事に家事に子育てに、毎日全力で走り抜けるからこそ、家では肩の力をゆるめて過ごしたい。
そんな思いに寄り添うのが、光と木の質感に包まれたこの住まいです。

もし写真の空気感に少しでも心が動いたなら、次は実際の空間で、その温度や明るさを体で感じてみてください。
玄関の灯りのやわらかさや、無垢風フローリングの足触りは、画面越しの印象をやさしく上書きしてくれるはずです。

あなたらしい暮らし方を思い浮かべながら、「どんな窓から、どんな景色を切り取りたいか」を一緒にイメージしてみませんか。そこから、理想の住まいづくりが静かに動き出します。

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